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便秘に注意
●肝臓病にとって便秘は大敵
便通は人それぞれの個性があります。たとえば、毎日2〜3回排便する人も
いれば、一週間に1〜2回という人もいます。しかし、週に1〜2回であっても、
必ず過の中盤と後半に排便があるなど、回数は少ないなりにリズムがきち
んとしており、腹がはる、膨満感があるなど、特に気分が悪くなければたい
した問題ではありません。ただし」こう言えるのは健康な人の場合です。肝
臓病を抱えている人にとって、便秘は大敵です。便秘というのは腸の中に
便が滞っている状態で、ご存じのように、便からはアンモニアやメタンなど
有毒物質が発生します。こうした有毒のガスは、ほとんどが血液中に吸収
され、最終的に肝臓に運ばれて解毒されます。つまり、便秘になると、有毒
ガスが肝臓にたくさん運ばれてしまうわけです。肝臓病を抱えていたり、肝
臓の状態が良くないと、解毒能力も落ちています。解毒能力が落ちている
のに便秘になると、これらの有毒物質を完壁に解毒することができません。
すると、解毒できない有害物質は一体どこに行くと思いますか? 肝臓の中
にたまったままになり、最悪の場合は有害物質が脳にまわって肝性脳症を
起こして昏睡状態に陥ることもあるのです。肝臓が悪い人は、決して便秘を
軽くみてはいけません。数日出ない、便が固くて出にくいという場合は、医師
に診てもらい、アドバイスしてもらったほうが良いでしょう。
●便秘にならない生活
便秘にならない生活というのは、一にも二にも規則正しい生活です。つまり、
便は、朝食べ物が入ることにより腸が刺激されて、自然に押しだされるもの
です。ですから、朝は決まった時問に朝食をとり、決まった時間にトイレに座
る習慣をつけましょう。起きてすぐ冷たい水を飲んだり、牛乳を飲むと便意
が促されるという人もいます。自分にあった便意を催す方法を考えてみまし
ょう。また、適度な運動も必要です。無理のない程度に体と相談しながら、毎
日地道に続けるのが良いでしょう。食事に関しては食事の項で詳細にご説
明しますが、食物繊維の多い芋類や根菜類、海草などを意識して取り入れ
ましょう。ただし、肝臓が弱っているときは消化・吸収の能力も落ちています
ので、消化の良くない根菜類は少なめに。便秘が習慣になっていて下剤を
使う場合は、必ず医師に相談してください。素人療法は危険です。 |