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よけいな薬は飲まない
●肝臓の薬であっても肝臓に負担をかける
肝臓の働きについては第1章でも述べましたが、肝臓の重要な仕事のひとつ
に"解毒作用ガがあります。解毒作用というのは、体の害になるものを分解
して排泄し、体を守る働きのこと。毒になるものというのはアルコールや食品
添加物、さらには体内で処理された物質など、いろいろありますが、体の毒
になるという意味では薬も同様で、飲んだ薬はすべて肝臓で分解されます。
薬を飲むと肝臓に負担をかけるのです。肝機能が低下していると、肝臓が
薬を分解するのに時間がかかり、効果が長く、強く働きます。飲んだお酒の
分解ができずに二日酔いになるのと同じ理屈で、肝機能が低下しているとき
薬を飲むということは、肝臓に負担をかけ、肝臓での分解が遅れるので副
作用が出ることがあるということなのです。肝臓を悪くする前から飲んでい
る薬がある場合は、必ず医師に相談してください。一方、薬が原因で肝臓
を悪くしている場合があります。特に、数種類の薬を飲むことが多い高齢
者では、薬物性の肝臓障害を起こすケースがよくあります。こんな場合は、
薬を止めただけで肝機能が改善することも多いのです。アレルギーの.あ
る人の場合も、ある特殊な薬によって肝臓を悪くしてしまうことがあります。
アレルギー性肝炎と言います。喘息を持っている人、じん麻疹の出やすい
人など、アレルギー体質の可能性のある人は医師に相談してください。ま
た、肝臓にはビタミンが必要だと思う人が多いようです。事実ビタミンは肝
臓にとって重要な栄養素なのですが、食品から摂るのがふつうです。とこ
ろが、食品ではなくビタミン剤で代用しょうとする人が多いのです。たとえビ
タミン剤でも肝臓で解毒されることに変わりはありません。肝機能が落ちて
いるときは止めたほうが無難です。 |