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食生活上の注意
●症状が安定したらまず「食事ありき」
肝臓病の治療は、肝臓がもつ再生能力をめいっばい発揮させることが、治
療の一つでもあります。そのためには、傷んだ肝臓を回復させるのに必要
な栄養を摂ることがとても大切です。肝臓病には食事療法が重要視される
ゆえんです。もちろん、病院での治療や薬も大事なのですが、肝臓病の場
合、安定した状態ならば、「薬より食事」 です。
●食事時間は規則正しく
肝臓の中に蓄積され、エネルギーの元になるグリコーゲンは、口から入っ
た糖質が変化したブドウ糖から作られます。グリコーゲンは、しかも、人間
が体を動かすたびに消費されるエネルギー源ですから、定期的に摂るのが
一番良い方法です。つまり、食事を決まった時間に規則正しく摂ることが、
常にグリコーゲンを一定の量に保っておくことにつながるわけです。また、
食事の時間をあけたり、食べたり食べなかったりという状況は、肥満にもつ
ながり、良い結果は得られません。
●高タンパクが基本
音は、肝臓病の食事療法の基本は「高タンパク二尚カロリー」でした。しか
しこの考え方は、食べるものがたくさんなかった時代のもの。現代ではむし
ろ、ふつうに食事していたらカロリーを摂りすぎる時代です。今では、肝臓
病の食事療法は「高タンパク・適正カロリー」と言い換えたほうが良いで
しょう。つまり、良質で適正なカロリーのタンパク質をたっぷり摂ることが要
求されているのです。
●バランスよく食べるコツ
炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂る、とい
うと難しいことのように思うかもしれませんが、見ただけでバランスがとれて
いるかどうか判る簡単な方法があります。ご飯と魚や肉は案外忘れないも
のです。これら以外に、食卓の上がカラフルかどうかを見るのです。黄色い
卵、線色の野菜や海草、赤い色の野菜、茶色の煮物。色がそろうと、自然
にバランスの良い食事になります。 |